TKK超軽量電車5000形を作る! その1
2022年 11月 19日

創る楽しみ味わいたいなァと思いたったので、今回は東急5000を組んでみることにしました。
ですがこのキット、意外とくせ者でストレートに組むのが難しいのです。
このキットの仕様は、おおまかに言うと"晩年仕様・小窓・水切り無し・Mc+Tc"となっています。
実はこれにそのまま合致する仕様がメチャクチャ少ないのです。
譲渡先の岳南電車や上田交通は簡単に編成になります。そのまま走らせられるのはこれだけのはずです。
東急線内では東横線の4R+2R(の2R側)が作成できますが、2Rでの運用は確かなかったはずです。目蒲線や大井町線は当たり前に中間車が必要です。東急線を再現しようとなると、なんらかの方法で中間車を工面する必要があります。
1960年代の田園都市線ならもしかしたら作れるかもしれません(ちゃんと調べてない)が、晩年仕様ではないので、どのみち大掛かりな工作は避けられません。
今回は悩んだ末、比較的簡単に作れそうな目蒲線の車両を作ることにしました。


購入後に調べて知ったんですが、このキットを組めるようになれば晴れて中級者の仲間入りだそうです。
そこそこ難易度が高いので、覚悟の準備をしておかなければなりませんね。

箱形に。5000系のMc車って妻面まで配管が伸びてないんですね。間違って配管ありの方を接着していたので削り取りました。
このキットは胴受けを車両側に取り付ける、一風変わった構成になっていますが、これは最後の工程で取り付けるといいですよ。

また、ベンチレーターのランナーが変な位置に取り付けてあるため、ランナーから切り出すのがけっこう大変です。
ABFM車のキットから持ってくれば多少楽できたかもな?と思ったのは組み立て終わってからの話。
何気にABFM車のキットも組んでみたいんですよねえ。2220形が作りたい。
パンタグラフはTOMIXのPG16を使用しました。

これで晴れて電車の形になりました。現代の完成品と比べると一味も二味も大味なディテールですが、5000系の特徴をよく捉えているように思います。ただライトレンズくらいは入れてあげたいですね。
同じ工程を踏んで先頭車が2両組み上がりました。
編成内に含まれるサハ5350は中間車です。なので中間車も作ります。

みんな大好き切りつなぎの時間。ドア横でぶった切って中間車パーツを取り付けるだけです。楽ちん!
この車両に限っていえば、側面より屋根の整形のほうが大変です。モールドされている配管類も全て削り落とす必要があるので…。

サイドビューがやや素っけないようにも見えるので、水切りや大窓化くらいは加工して変化をつけたいところ。
さらに頑張って大井町線に仕立てるのもありかなー?なんてね。
ただ大井町線だとデハ5100をどうするのか問題が出てきます。


んが、結果は死。おでこを中心に生成不良が露わになってしましました。
まだまだ先は長いね。
たぶんつづく…。
by MYB3364
| 2022-11-19 01:22