かっこいい東急8000系を3Dプリンターで作る その3
2022年 11月 24日

前回作った8000系が届いたので、今回はそれについてあれやこれや言う回となります。

それもそのはずで、造形限界サイズのほぼいっぱいいっぱいまでデータを広げていましたからね。


屋根のぴょっこってなってる部分がお気に入りです。あと貫通扉の影の部分とか。ドアノブが微妙に傾いてるところもいいね。あと貫通扉のHゴムがプレスされているように見えるところとか。逆にそれ以外のHゴムはシャープに出っぱっているところとか。足掛けとか。
良すぎる。私にはただ良さを語ることしかできない。とにかくめちゃくちゃよくできています。


こうして見比べると、目が肥えているんだなとか、マテリアルに対する向き合い方が上達しているんだなとか、そういうことを実感したりします。一箇所一箇所は大したことのない変更点ばかりですが、ちりつもというやつです。
向き不向きを掴むのは大事なんですね。

ドアップで見ても美しい出来です。
ちなみに下回りは制作中の東急9000系のものを履いてもらっています。


完成した暁にはこういう感じになる予定です。8500にあてがってみたら思ったより綺麗にフィットしてワロタ
あと、設計ミスも発覚しています。
なんと、一両屋根がはまりません!しかも編成に必要なデハ8200!
なんてこったい。

排障器の設計はもっと攻めてよかったかなーって感じ。


まあまあ建築限界ギリギリまで攻めた設計をしていたので、ここが難なくクリアできたのは一安心です。

手元にないから試していませんが、たぶん鉄コレ8000でもできると思います。


左からGM、鉄コレ、3DのTS-807。
見比べると3Dの軸間がちょこっと長いことがわかります。

ぁぁぁぁぁ本当に良い…。
ほんとに3Dプリンターはポテンシャルが高すぎてすごい。
で、車体と台車を組み合わせたものがこれ。
いやさ、こんなのズルじゃん。こんなん見せられたらもっと作り込みたくなるに決まってんじゃん。これはガチでやばすぎる。もう……言葉を失うレベルで。
こんなに心打たれるNゲージを見たのは生まれて初めてです。リアルすぎてやばい。これは実車だよ、完全にさ。
特にボルスタアンカー周りの空気感が特にいいです。このたった1mm程度の空間のおかげて車両にありえんくらい説得力が増しています。本当にかっこいい。そしてこれを後から黒で塗らなきゃならないと思うとたまらなく切ない気持ちになります。
模型を作るというのは、すなわち光と影を描くことだそうなのですが、これを見てるとなんとなくそれが理解できます。
あ、ちなみに写真はまぼろしの二本アンテナになっています。
ってことで、届いたから仮組みしたよってだけの記事でした。
まだいくらか出す予定の代物があるのでお楽しみに。
by MYB3364
| 2022-11-24 03:55
| 東急電鉄